制振構造

当事務所では、木造住宅の場合、標準仕様として建築基準法の1.5倍の耐力壁を設けるようにしています。まずは強度と耐力のバランスを確保する耐震構造が第一の考え方です。
また、建物に強度があって変形が抑えられても室内の人や家具等には影響がありますので、振動そのものを抑えようという考え方があり、これが制震や免震構造と言われているものです。地震エネルギーが建物に入ってから抑えるのが制震、地震エネルギーが建物に入らないようにするのが免震、と考えると分かりやすいと思います。
制震・免震構造が採用できるに越したことはないのですが、工事費がネックだったところ、最近はオープンシステムでも採用できる工法が出てきましたので、当事務所でも検討しているところです。

写真はカネシンの制震工法
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建物は長く使われるものです。改修する場合など、独自の特殊工法が使われていると将来に手が加えられなくなる場合がありますので注意が必要です。その点、木造在来工法は構造技術が一般に開放されているオープンシステムであり、多くの方が関わる事ができますので(当初の施工者に限定されない)、技術やコストの観点からも維持管理が容易になります。上の参考写真は、そのような在来システムにも付加できる工法ですので、今後の普及が見込めそうです。

2014.11